Lecture at JWU: From Form to Formation
2024年10月31日、フロリアン・ブッシュが日本女子大学の「プラクティス」シリーズの一環として講義を行った。「形から形成へ」と題されたこの講義では、なぜ建築とは固定された既成の形ではなく、形成のプロセスなのかについて議論された。
建築の本質は、設計や建設を通じて展開されるダイナミックなプロセスにある。
最終成果物は静的な物体ではなく、刻々と変化する状況に対応しながら、時間とともに展開し、変容していくダイナミックなプロセスのスナップショットなのだ。
建築という学問分野では、ほとんどの場合、解決策はひとつではありません。その美しさは、生命の複雑性に対応するための強力な方法として、矛盾を受け入れることにある。ビジョン(それ自体がすでにプロセスの一部である)から始まったものは、それを取り巻く力(敷地の制約、物理法則、プログラム、環境条件、目標など)によって絶えず形を変えていく。
設計(および施工)プロセスが展開するにつれ、当初から予測することのできない適応、革新、改良が可能になる。
講義は、数学のように厳格な分野であっても、複数の解を導くことができるという前提から始まった。
もっともらしい複数の解の中から最適解を探し出すために必要なのは、バイアスを捨てること、つまり「最大無知の原則」(エドウィン・ジェインズ)の元で動くことである。
Title
形から形成へ
date
2024.10.31
Place
日本女子大学、目白キャンパス
Language
Japanese












